2024/02/22「鳥の聞きなし」著者 柴田明彦 自費出版 ¥1000
■柴田明彦氏の「ものがたり通信」サイトを見ていて、鳥の聞きなしに関して、急に興味が湧いてきました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~tsuushin/sub8.html
■鳥の聞きなしとは?
柴田氏によると【野鳥のさえずりを、人の言葉に置き換えて、覚えやすくしたものが「聞きなし」である。意味のある短い文を当てて、まねる
ようにしたもので、鳥声の翻訳という人もある。】例えば、ホトトギスの鳴き声を「テッペンカケタカ」とか「てっぺん禿げたか」と言い直すが如し。
野山を歩いていて鳥の声はよく聞きますが、「なんか鳴いてるな」で終わっていましたが、もうちょっと詳しく聴いてみようかという訳です。
この本はいわゆる鳥の声の資料集なので、小説や文献のように読み通すものではないので、気がついたときに参照するものです。なので、ほんの一部を紹介するに留めて、代わりにボクの「鳥の聞きなし」の経験談を書いておきます。
■経験談
フクロウについて、子供の頃、オバアに教えてもらったのがありました。
「糊付け干おせ」・・・・これは「明日は天気になるからそう鳴くんや。洗濯して、干し板(と言うのかどうか分かりません。2m×60cmくらいの板)に貼り付けるんやで」・・・
「泥付け干おせ」・・・・これは「明日は雨になるんで、そう鳴くんや。農作業でどろどろになった野良着を外に吊るしておくん」
・・・なんて、そう言われたらそう聞こえるなあと、子供心に妙に納得したものでした。
後で考えると、雨の前には湿度も高くて(どろつけ)に聞こえて、晴れる頃には乾いた音(のりつけ)に聞こえてもおかしくはないなあなんて考えました。
ものがたり通信の鳥の聞きなしを読ませていただいて上記の事を思い出しました。という訳で、急に興味が湧いてきたということなのです。