丹後を歩くのは広すぎるので、旧加佐郡大江町です。今は福知山市ですが、加佐郡の名前は消滅してしまったので、あえて(旧)加佐郡大江町とします。大江町は子供の頃から綾部よりも親しんでいる町・村です。久々に歩いてみます。
丹波からは尾藤峠、丹後からは赤目坂峠というらしい。昔からよく遊びに行った場所で当時はちょっと異国に踏み入れる感じもした峠だ。梅雨の晴れ間に尾藤、蓼原経由で河守まで、5年前の水害に思いを馳せながら歩いた。
(2009/6/24)
所要で有路に行った折、いつもは通り過ぎるだけの峠だったが、峠のお地蔵さんに寄ってみた。きらびやかな衣装を着せてもらって晴れがましそうなお顔で、丹後と丹波を結ぶ大街道の様子がうかがえる峠地蔵さんだった。(2018/3/10)
いつものように枯木峠から有路へ。才の神の藤はまだ早く、阿良須神社に寄ってみた。真南、由良川の対岸にある十倉神社と同じご祭神、神吾田津姫(コノハナサクヤヒメ)で、両岸から暴れまくる由良川をなんとかして鎮めたいという古人の想いを感じた。(2018/4/17)
才の神の藤を見に行く。この藤は塞の神である八衢比古命、八衢比売命、久名戸神のご神木のようだ。この神々は道を守る神で道祖神でもある。この地は丹後國加佐郡から丹波國何鹿郡西方(にしがた)に至る街道が通じていて、枯木峠道と同じく、重要な峠道だったのだ。(2018/4/23)
昔から気になっていた奈良原の谷と奥山の谷に入ってみる。標高は低いが深山の渓谷の感じもした。今は住人も少ないのだがお地蔵さん見ると往時は活発な交流の道のようだった。奥山の谷は小畑に通じる街道で、宗峠越は丹波と丹後をつなぐ道だったようだ。(2018/7/31)