1976年7月末
3年前の南アルプス縦走(上河内岳~赤石岳)で、その雄大さに取り憑かれ、次は赤石岳から見た「荒川岳」と考えていた。今回はせっかくなので、三伏峠から入り、塩見岳ピストン、荒川-赤石と縦走した。
ところが、日程の記録がないし、地図上のメモもよくわからない(翌年のデータが混じっている)。そこで、地図を見ながら思い出しつつ、推定で日程を書いておくことにした。
初日
塩川小屋前泊。朝から雨で難儀したが、それより涼しさのほうが勝って比較的スムーズに三伏峠に登った。峠あたりでちょうど雨が止み、日もさしてきた。
それから塩見岳に行くのはとうてい無理で、昼からは近くのお花畑で写真をとったりぶらぶらしたりしたと思う。Sさんが赤外線フィルムで撮影した。下の写真がそれで、事後、わざわざ大学まで行って現像してきた。
三伏峠小屋で泊った。たしか満員で、夜遅く到着した人がいてか、小屋の人が懐中電灯で顔を照らしに来た記憶がある。そこで目を開ければ「そこ。ちょっと詰めて」と言いに回っていたと思う。
2日目
塩見岳往復。ひょっとしたら、ピストン後、小河内岳避難小屋までいったかも知れない。天気は絶好調!
3日目
三伏峠小屋−烏帽子岳−小河内岳−大日影山−板屋岳−高山裏避難小屋
3日目
多分、悪沢岳は行っていないと思う。その場合は・・・・
高山裏−6:15水場6:35−8:00前岳コンター3000m−荒川小屋-小赤石岳−赤石岳。
赤石岳では、夕陽を狙っているプロ(セミプロ)写真家がいた。なんでプロかと言うと、「シャッターチャンスまでじっと待つ」と言っていたから。素人では待てない!
4日目
赤石岳避難小屋−椹島-赤石温泉。
やはり赤石のカールのお花畑はすばらしかった。赤石渡あたりで、トラックに乗せてもらった気はするが、3年前のことだったかも知れない。荷台なので振り落とされそうで恐かったこと、トラックの荷物とザックに足が挟まって痛い思いをしたこと、お礼にタバコ(新品)を差し上げたことが記憶に残っている。
赤石温泉はあいかわらず良い温泉だ(今は別の温泉になっているが)。ビールを注文し過ぎて呑みきれず、返品したことを覚えている。
5日目
帰りは、大井川鉄道でのんびりと・・・帰りに買ったお土産にカビが生えていた。さては昨年の在庫か!?